関谷正昭 1942年、愛媛県松山市に生まれる。愛媛県松山東高等学校を卒業。サクラホテル創業者と同窓である。学習院大学文学部フランス文学科中退。卒業試験の時期にアンコール・ワットの撮影旅行より戻らなかったためである。

ワーグナーの作品全てを写真におさめる

関谷正昭は、建築雑誌「GA」発行人、二川幸夫主宰のレトリアで欧州の住宅の撮影に従事した後、1982 年、「アーキメディア」を設立。海外建築家の作品を中心に撮影。オットー・ワーグナーの建築作品及び現存する全てのドローイングを撮影した。

いっさい妥協のない撮影スタイル

ワーグナーの作品の撮影にあたっては、空撮、クレーン車の籠(かご)からなど、斬新なアングルを多用し、建築物に最適な光が得られるまで長時間待機し、何度も撮影を繰り返した。竣工時の状態の再現にこだわり、夾雑物を排除した。

ザハ、ロジャースなど幅広い交遊

リチャード・ロジャース、ザハ・ハディッド、トビア・スカルパなど現在、活躍中の建築家と交流を持ち、数々のプロジェクトにかかわった。 

遺作ともいえる写真集

1998年、「OTTO WAGNER」全4巻(文献社)を刊行。この本は、ワーグナーの全貌を伝える唯一のものとなっている。2002年、次に出版を計画していたカルロ・スカルパの作品集を編集中に倒れ急逝する。


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